ごあいさつ
校長 安岡 義郎
平成23年9月,「在スペイン日本国大使館付属マドリッド日本人学校」は,創立以来30年という歴史を刻むことができました。ここに,改めまして,この30年の歩みに対しましてご尽力いただきました関係各位の皆さま方へ,感謝と御礼を申し上げます。
その記念事業の一環としまして,この度,本校のホーム・ページをリニューアルいたしました。子どもたちの日々の活動はもとより,本校の様子をリアルタイムでお知らせしていきます。どうぞ,ご利用いただき,これまで以上のご支援・ご鞭撻のほど,お願い申し上げます。
本校は,昭和48年開校の「マドリッド日本語補習学校」を前身に,昭和56年9月,日本文化財団を母体とし,現在の「マドリッド日本人学校」として開校しました。昭和62年には,スペイン政府の認可も受け,学校名が「COLEGIO JAPONES DE MADRID」(日本名で,在スペイン日本国大使館付属マドリッド日本人学校)と改称されました。
この間,小学部218名,中学部123名,計341名の卒業生が巣立っており,現在日本や世界の各地で活躍しております。
学校はスペインの首都マドリッド市の中心から北西に約14㎞離れたEL PLANTIOに位置しており,校舎は100年ほど前に建てられた石造りの貴族の館を改修して使用しています。校舎の周りは緑がいっぱいで,四季折々の草花が咲き,広いグランドや体育館も整備された,素晴らしい環境の学校といえます。また,一歩校舎の中に入ると,ステンドグラスやらせん階段,ゴヤの壁画などがあり,思わず,中世にタイムスリップでもしたかのような雰囲気にさせてくれます。
平成24年1月9日現在,児童生徒数は14名と,ここ数年減少の一途をたどっておりますが,子どもたちは,恵まれた自然や歴史ある伝統文化の中で,毎日生き生きと学習しています。少人数ながら団結すると素晴らしい力になることや高学年は低学年を温かく見守り,下級生は上級生の指示に安心して従うことなど,家族のような子どもたちの活動が,運動会や文化祭などの様々な行事を通し,多くの成果へ繋がっています。私たち教師も,こうした子どもたちに「個を大事にする」教育を前面に出し,一緒にマドリッド日本人学校を創りあげています。
一方,一昨年より教育目標の具現化をめざし,大幅に日課を見直しながら,知(学)・徳(心)・体の基礎を確実に身につけるための実践を進め,子どもたちの生きる力の育成に努めています。そして,常に教師としての原点である「子どもたちのためになるにはどうしたらよいのか」ということを大事にし,子どもたちと正面から向き合いながら,日々の教育活動をすすめているところです。更には,在外の教育施設としての特性を生かし,国際人としての資質を備えた子どもたちの育成にも力を入れています。
今後とも,こうした子どもたちの育成を図るために,家庭はもちろんのこと,本校に関わるすべての方々と連携を密にし,ご支援・ご協力をいただきながら精進していく所存です。


